苦い思い出。
それはペットショップをオープンさせる為の準備中のお話です。
トリミング用品や販売用品が揃いあとはわんこを仕入れるだけになり
先輩の方に勉強になるからとオークション会場に連れていかれました。
首からエブリワンと書かれたカードをかけて参加。
ホームセンターのペットショップ店ががバンバン買うのです。
小さなわんこ達は1頭ずつ紹介されて販売員の方が欠点を言います。
ヘルニアあり、アンダー、オーバー(歯のかみ合わせ)膝が緩いとか
隠さず言います。欠点があれば価格はとても安くなります。
今はオークション会場でも20万以上と聞いていますが
当時はあまりにも安くて驚いたものでした。
欠点があるわんこ達を落札するのはホームセンターの方が多かったです。
分かっていて落札、そして販売する。利益を上げるための手段です。
一番ショックだったのがブルーのイタグレが1頭いて価格は上がることなくどんどん下げられ
1万円で落札されたことのショックの大きさは今でも忘れられません。
その時私が落札したのは2頭。
後はショー関係者の方に頼んだり直接繁殖所へ足を運んだりして
仔犬を集めました。
多分10頭くらい仕入れたと思います。
2,3日、自宅で仔犬の面倒を見てからお店に慣らすためにオープンまで
お店のケージで生活させましたがオークションから来た子の具合が悪くなって
今行っている動物病院へ連れて行ったところパルボだという事が分かりました。
潜伏期間は2週間程なのですでに感染していたという事になります。
仔犬たちは次々感染し具合が悪くなり獣医さんがお店に3日間来てくれて
当時1本1万円のインターフェロンのお注射を全員してもらいました。
それでもやはり良くならず5頭入院。
そして次々亡くなる仔犬達。
仔犬代と病院代で150万円程の赤字のスタート。
オープンは延期になり仔犬をまた仕入れなくてはならなくなり
1回限りでオークションは止めショー関係の方から譲って頂き
仔犬を入荷しました。
そしてお店には郡山でも一番大きなペットショップの店長で
経験豊富な方を従業員として雇い私達は沢山の事を学びました。
わんわん幼稚園には訓練資格のある方を雇いました。
全員で一番徹底していた事は消毒の仕方でした。
そんな事で今回の除菌剤を見つけた時にはこれだ!って思い
即入荷したのでしたが売れませんでした。
除菌剤とは犬を守る為の物です。
私達が経験してきた消毒の仕方、
それはまた明日のブログに書きたいと思います。
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