入国できなかった理由。

日本に到着したポリーナ。
動物検疫所でのチェックでポリーナは日本に入国できない事がわかりました。
お写真はブリーダーさんとブルーノ、ジャン、誠パパ。
ブルーノパパは高校生の時留学生として外国で過ごしていました。
ブリーダーさんはロシア人なのですが英語も出来る方なので
ポリーナを輸入するにあたって私に代わりブルーノパパが
手続きややり取りをして下さいました。
お迎えも飛行場に行ってくれて翌日我が家まで連れてきてくれる予定でした。
日本に来るまでにポリーナはやらなければならない事が沢山ありました。
国の違いなのか日本は生後90日過ぎてからの狂犬病ワクチン接種なのですが
ポリーナは生後85日に受け、たった5日早かったという理由で
入国できない事になってしまったのです。
ワクチン接種後180日(半年)過ぎ問題がなければ輸入する事になるので
どんなに早くても日本に来れるのは生後9ヶ月過ぎになってしまいます。
条件としては日本で狂犬病ワクチンをもう一度打って180日間検疫所で過ごす事。
もう一つはロシアに帰りロシアでワクチンを打って180日間待機する事。
半年検疫所にいれば1日3000円×180日=54万円かかると言う事でした。
お金の問題よりポリーナを一人で半年も置くなんてとんでもない話。
ポリーナは私に会う事なくロシアに返る事になりました。
プルーのパパから電話をもらいブリーダーさん大丈夫?って聞いたら
ずっと泣きっぱなしですと・・・・・。
どんな思いでポリーナを育てどんな思いで日本に来たかと思うと本当に可哀想です。
文句言いたいところです。
日本だって狂犬病ワクチン受けてない子いるのに・・・・って。
どうしたらいいんだろう・・・・。
どうなだめてあげたらいいんだろう・・・・。
私の頭の中で思いついた事・・・。
ポリーナをロシアチャンピオンにしてまた日本に連れてきてと伝えてみて?
とブルーノパパに言いました。
後からまた電話が来てその事でブリーダーさんの涙も少し落ち着いてくれたようですと・・・。
そして半年後は年齢も1歳過ぎてしまうからと気にしていたようですが・・と
月齢なんて関係ないから、ポリーナを待ってるからと伝えて。
彼女はご両親のあとを継いだブリーダーさん、まだ20代の若さです。
ハンドラリングもするのでこれが励みになってくれればと思います。

いっぱいお世話になったブルーノパパ、本当にありがとう。
めちゃめちゃいい子ですよ僕が飼いましょうか?
と言い出し私を本気で怒らせたブルーノパパ。

ポリーナは今検疫所にいますが明日ブリーダーさんとロシアへ帰ります。
明日もブルーノパパが見送りに出てくれます。
英語も話せない私は今日英訳頼りながらホテルにいる彼女にメールを送りました。
もう泣かないでねって。
ポリーナはエドのフィアンセとして立派なレディーになって
また日本に来て下さいと・・・・。
お相手がエドだと言う事をとても喜んでくれました。
最後に「あなたに出会えて良かった」と・・・・・。
会った事もないのにとても嬉しかったです。
待ちに待ったポリーナは今回、我が家に来る事は出来ませんでしたが
半年後の成長を楽しみに待ちたいと思います。

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たった5日でも入国できなくなるなんて、それだけ外国からわんこが入ってくることは大変なことなんだと感じました。
人間でも大変な20時間、短期間で往復するなんてポリーナちゃんもブリーダーさんも体力的にしんどいですよね。
ブリーダーさんもいろんな思いをかかえてフライトの時間を過ごしたでしょうに…。
改めて来る時は、大切なポリーナちゃんがこれから暮らす日本という国の良いところをたくさん見ていただけますように祈っております。
日本の検疫は世界一厳しいと聞きました。
狂犬病ワクチンは私がオーナー様となる方にお渡しする時
3ヶ月を過ぎたら打って下さいと説明しているので
狂犬病ワクチンはどの国も同じだと思って安心していました。
今回の件は初めての経験なのでとても勉強になったと思っています。
半年後我が家に来るまでブリーダーさんとのやり取りをしっかりして
準備万端でお迎えしたいと思います。