最後の別れ
またメールやお電話を下さった皆様ありがとうございました。
6月14日午前11時三男とお別れをして来ました。

6月13日午前中獣医さんのところへ連れて行きました。
この時はまだ元気があり自分でよじ登ろうとするくらいの体力がありました。
体重の増加がなく低下したりと不安定な日々になり、母乳が吸えないのはもしかしたら
「口蓋裂」ではないかと不安になり相談を兼ねて病院へ向かいました。
心音も良好で口蓋裂でもなく判断は未熟児でありどこまで大きくなってくれるかだねと
先生に言われ一安心して自宅へ戻りました。
その後疲れたのかミルクも1cc程しか飲めず休ませてからまた飲ませようと寝かせましたが
体力がなくなっていくのが目に見え夕方からミルクも飲めなくなってしまいました。
夜8時頃もう駄目かも・・・とジャックパパと話しながら私は三男をずっと抱いていました。
我家のわんこ達は順番に近づき何かを察していたのか代わる代わる三男をペロペロ・・・・。
「頑張って」と何度も声をかけ沙羅を横にして「沙羅ちゃんお願い、おっぱい飲ませて」と
沙羅のおっぱいを絞ってみたらいつもは出ないおっぱいが出たのです。
急いでスポイトに取り三男の口に注入吸う力はなかったけど確かに飲んでくれました。
そして唇をトントンと指で叩いたら三男は口を開けてくれたのです。
しかしお口の中はもうチアノーゼ状態になっていました。
そして急に発した振り絞るような三男の声・・・。何を言いたかったのでしょうか・・・。
その声に私達は驚き小指を口の中に入れたらものすごい力で吸いついたのです。
「早く、ミルク!」ジャックパパは急いでミルクを作りいつものように授乳してみましたが
吸う力も飲み込む力も無くなっていました。
最後に精一杯の力を出し切って別れを告げたのだと思います。

もういいよ、頑張らなくても・・・、体温は下がり始め毛布を巻き小さな頭を
何度も何度も撫で頑張ったね、頑張ったねと語り続け生きているうちに写真を撮りたかったので
抱きかかえながら携帯で撮りました。
可愛いお顔だったと思います。
色素も濃くなりお鼻も黒くなっていたのは成長した証しです。
その後2階の私の部屋に連れて行き静かな場所でお迎えが来るのを待つ事にしました。
沢山話しかけました・・・・・。そして沢山泣きました・・・・。
身体を何度もさすり偉かったねと・・・・。
そして最後に沢山のおしっこをしてそのまま動かなってしまいました。
寒がりのイタグレなのにこんない冷たくなって・・・・。
寒い思いはさせたくなかったのでその晩私は三男を抱いて寝ました。

亡くなってすぐ火葬の予約が取れたので翌日ジャックパパと二人で
光が眠る「みちのくペット霊園」に向かいました。


こんなに小さな身体で今まで頑張ってくれて本当にありがとう。
また会えるって信じて待ってるからね。

お経が始まろうとした時突然現れた姫&夢ママ驚きと嬉しさでまた泣いちゃいました。
光君の時も来てくれた姫&夢ママ、車で移動中電話が入り霊園に向かってるところだと
伝えただけだったのでまさか遠いのに来てくれるとは思ってもいませんでした。
初めて三男に会うママは三男の身体を見て驚いていました。
実は私達も驚いたのですが三男は産まれた時と同じ綺麗なシルバーに戻って見せてくれたのです。

火葬はあっという間に終わり待っている間に風車にお別れの言葉を書きました。
この子に名前をつけなくては・・・・。
わが家にブルーの子が産まれたら迎えたいとずっと言っていた姫&夢ママは
この子が産まれた時から迎えると決めていたそうです。
そして名前まで決めていたのです。
「小麦ちゃん」
踏まれても踏まれても強く生き抜く事ができるようにと・・・・。
そんな素敵な願いを込めたお名前をありがたく頂きました。
またこの子が産まれ身体が弱いと分かった我家のオーナー様達が
次々と「私が育てます」と名乗り出てくれた事本当に嬉しかったです。
家族を感じました。本当にありがとう。

さようなら小麦ちゃん。

今は何も後悔する事はありません。すべてを出し切って小麦ちゃんの面倒を見て来たつもりです。
ただただ悔しさだけが残りました。
この日の夜ピースパパがお仕事の帰りに来てくれました。
元気な声で「奥さんお疲れ様~」と・・・・・。
栄養ドリンクを持って来てくれたのです。
またまた涙・・・・。ピースパパありがとう。
小麦ちゃんの記事は今日で終わりにしたいと思います。
悲しい事や辛い事もあるけど命の大切さを分かってくれる素敵なオーナー様との出会いを求め
これからも誰からも愛されるイタリアングレーハウンドを作っていきたいと思います。

にほんブログ村